2026年10月5日

「骨が足りない」と言われたら? 骨造成・ソケットリフトという選択肢(第5回)

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宇都宮市平松3丁目、産業通り沿いの歯医者「亀井歯科・矯正歯科」院長の亀井英彦(日本歯科専門医機構認定 歯周病専門医)です。

インプラントシリーズの第5回です。前回は抜歯即時埋入と即時負荷についてお話ししました。今回は「骨が足りない」と言われた場合の選択肢についてです。

骨が足りないとは

インプラントは骨の中に埋入するため、十分な骨の量が必要です。しかし、歯を失ってから時間が経つと骨が吸収して痩せてしまったり、もともと骨の幅や高さが不足している場合があります。CBCTで骨量を精査し、そのままでは埋入が難しいと判断した場合に、骨を増やす処置(骨造成)を検討します。

インプラントの構造(フィクスチャー・アバットメント・かぶせもの)

骨造成(GBR)

骨造成の代表的な方法がGBR(Guided Bone Regeneration:骨誘導再生法)です。骨が不足している部位に骨補填材(人工骨の顆粒)を填入し、メンブレン(遮断膜)で覆うことで、骨の再生を促します。

当院ではオープンバリアメンブレンテクニックを用いることが多く、骨補填材を填入したあとメンブレン(遮断膜)で覆い、軟組織の侵入を防ぎながら骨の再生を待ちます。インプラント埋入と同時に行う場合と、骨造成を先行させてから埋入する場合があり、骨の不足量や部位に応じて判断します。

ソケットリフト

上顎の奥歯(臼歯部)では、骨の上方に上顎洞(副鼻腔の一つ)があります。この部位で骨の高さが不足している場合に行うのがソケットリフトです。

インプラントを埋入する穴(埋入窩)から、上顎洞の底にある粘膜(シュナイダー膜)を慎重に挙上し、できたスペースに骨補填材を填入します。インプラント埋入と同時に行えることが多く、患者さんの負担を抑えやすい術式です。ただし、挙上量には限界があり、残存骨量によって適応が決まります。

残存骨量が少なくソケットリフトでは対応が難しい場合には、側方(ラテラル)アプローチによるサイナスリフトを検討することもあります。上顎洞の側壁に窓を開けて粘膜を挙上する術式で、より大きな造成が可能です。

また、骨造成とソケットリフトを併用するケースもあります。骨の幅と高さの両方が不足している場合などです。

骨造成やソケットリフト、サイナスリフトは外科処置であり、上顎洞粘膜の穿孔や感染、術後の腫脹等のリスクがあります。事前にCBCTで十分に精査し、リスクをご説明したうえで進めます。リスクは伴いますが、骨が不足しているケースでは不可欠なオプション処置となります。

インプラントもセルフケアとメンテナンスが不可欠

ここまで、インプラント治療のプロセスをお話ししてきました。検査・設計・手術・骨造成、いずれの段階でも共通しているのは「条件を見極めてから進む」という姿勢です。

そして、インプラントは埋入して終わりではありません。歯周病シリーズでもお伝えしたとおり、天然歯と同様にインプラントもメインテナンスで守る必要があります。インプラント周囲炎の管理や、生じた場合の対処まで含めて、長期にわたって管理していくことが大切だと考えています。

次回は、インプラント治療後のメンテナンスについてお話しします。

▶ インプラント治療の費用・流れ・適応などの全体像は、総合ガイド「宇都宮でインプラント治療|費用・期間・リスクを歯周病専門医が解説」にまとめています。

ご来院をお考えの方へ

他院で「骨が足りない」と言われた方も、CBCTで精査すると対応できる場合があります。お口を拝見しないと正確にはお答えできませんので、「話を聞いてみたい」という段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。ご相談・ご予約はお電話(Tel. 028-632-0033)または受付にて承ります。

亀井歯科・矯正歯科は、宇都宮市平松3丁目、産業通り沿いにあります。峰町や下栗町方面はもちろん、市外からもインプラント治療のためにお越しいただいております。敷地内に17台分の無料駐車場がありますので、お車でもお気軽にご来院ください。

北方面からお越しの場合は産業道路入口交差点(国道123号「石井街道」との交差点)を南へ1400m・進行方向左手、南方面からお越しの場合は平成通との交差点を北へ300m・進行方向右手です。フトン巻きのジロー平松本町店さんやクリナップ宇都宮ショールームさんの産業通りを挟んで斜向かい、隣は田中商事さんです。

亀井歯科・矯正歯科(宇都宮市平松3丁目)/院長 亀井英彦(日本歯科専門医機構認定 歯周病専門医)

執筆・監修

亀井歯科・矯正歯科
執筆・監修:院長 亀井英彦(日本歯科専門医機構認定 歯周病専門医)
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