診療案内

審美・セラミック治療

自由診療は医療費控除が適用されます

医療費控除とは、自分自身や生計を共にする家族のために
医療費を支払った場合に受けられる、一定の金額の所得控除です。
歯科の自由診療は高価な材料を使用することが多く、
治療費が高額になる場合があるので医療費控除の対象となります。

詳しくはこちら
Counseling
お悩みを伺います

まず最初に、
患者さんのお悩みや希望を丁寧に伺います。

  • 審美的にご不満な点を
    教えてください
  • どの歯をどのように
    改善したいですか?
  • どのくらいの
    審美性を求めますか?
  • ご予算は
    どれくらいですか?

形にはまることの無い質問、ヒアリングで、
一方通行ではない、ご満足いただける治療を目指します。
気になっていることは、些細なことでもお話しください。

金属アレルギーについて
「金属アレルギーが心配」と言う方には、金属アレルギーを明らかにするために、パッチテストを行える皮膚科をご紹介しています。
※ 汗をかきやすい夏季には、検査を行いません。
Suggestions
治療法をご提案します

お口の状態や、最初に伺ったご要望をもとに、
歯科医師ならではの目線から
一人ひとりに合った治療法をご提案していきます。

患者様と一緒になって、最適な治療法を考えているからこそ、
以下のような臨機応変な対応・ご提案も可能です。
※症例やご要望によって、提案内容も異なります

Point
患者様の主訴を元に、その根本を改善できる最善の治療法をご提案していきます。
  • セラミックスの
    差し歯を入れたい…

    セラミックスではありませんが、
    保険治療の中にも白い材料が使用できる
    ケースがありますよ

  • まずはセラミックスの
    治療をお願いしたい…

    セラミックスでの処置前に、
    ホワイトニングをされると
    より良いですよ

  • 奥歯の銀歯を
    セラミックスにしたい…

    同じ予算であれば、
    他の歯(例えば、奥歯よりも前歯)に
    コストをかけるという選択肢もありますよ

患者様のご希望をふまえた上でお見積りを作成していきます。
ご契約が完了するまで、自由診療の治療は開始しませんので
ご安心ください。

Reason
自由診療で行う審美補綴

私たちがセラミックスを選択肢の一つとして
勧める理由はここにあります。

  • 01
    審美性に優れている

    光の透過性が高く、日光が当たるような明るい環境においても、自然な見た目が得られます。

  • 02
    生体にやさしい

    セラミックスは生体親和性が非常に高く、金属アレルギーが生じる心配もありません。また、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色も生じません。

  • 03
    デンタルプラーク(歯垢)が付着しにくい

    セラミックス表面にはデンタルプラークが付着しにくく、付着したプラークも除去しやすいため、衛生面を考慮しても、とても優れた材料といえます。

Other prosthesis
その他の補綴紹介
  • *
    インレー
    虫歯の治療などで、歯を少し削った後に歯に埋める詰め物です。
  • *
    アンレー
    インレーと同様の詰め物ですが、歯冠の大部分を削った際に覆うものを指します。
  • *
    オールジルコニア冠
    人工ダイヤモンドとも言われるジルコニアセラミックを使用する被せ物です。
Flow
セラミックス治療の流れ

治療のおおまかな流れを、実際の症例を参考にご紹介します。
※参考はジルコニアセラミックスクラウン(被せ物)の症例です

  • *
    初診
    検査を行い、審美要求の問診を行います。
    ここで、歯周病や虫歯が確認された場合は、歯周病や虫歯の治療(基本治療)を優先的に提案します。
    要求される審美改善が補綴的な問題でない場合は、それについて説明します。
    01
  • *
    基本治療・仮形成
    基本治療により、虫歯や歯周組織の炎症を改善し、補綴治療の見通しを立てます。
    本ケースでは、基本治療として、歯磨きについての説明・指導、歯石の除去、虫歯の治療 (歯内治療を含む)を行いました。
    02
  • *
    土台の築造・仮歯の型取り土台築造費 : ¥10,000/1歯(税別)
    *必要なケースのみ
    1回目のお支払い : ¥50,000/1歯(税別)
    歯内治療を終えた前歯に、グラスファイバーと人工樹脂による土台の築造(*必要なケースのみ)を行います。
    次に歯を削り、仮歯を作成するための型取り(印象採得)を行います。
    この日は、次のご予約日まで使用していただく仮歯を作製・装着して帰宅していただきます。
    03
  • *
    仮歯の装着
    セラミックス専門の技工士が作製した仮歯を装着します。仮歯を装着することで、最終的な補綴物(クラウン)の形態に見通しを立て、顔全体や口元との調和が得られるかどうかをチェックします。
    また、クラウンの厚さ(歯の削除量) が適切であるかどうかを確認する意味合いもあります。
    04
  • *

    *

    型取り、歯や口元の写真撮影2回目のお支払い : ¥65,000/1歯(税別)
    歯の土台の形の修正を行い、セラミックスクラウン作製のための型取り(印象採得)を行います。
    歯の色を記録するため、色見本を歯に添えて、口の中の写真を何枚も撮影します。
    仮歯が口元やお顔全体と調和しているかを確認し、スマイル時の顔写真撮影や、仮歯を装着した状態での 型取りなども行います。
    05
  • *

    *

    セラミックスクラウン装着
    完成したジルコニアセラミックスクラウンを口の中で調整し、仮接着し、経過を見ます。
    噛み合わせや、形や色を確認していただき、問題がなければ最終接着を行います。
    06

自由診療を行う日には、治療日毎に別途処置料 ¥3,000(税別)をご請求いたします

セラミックスクラウンによる補綴治療の
手順・費用と注意点
  • 上記の費用に、保険治療(歯周病治療、虫歯治療、歯内治療等)は含まれておりません。
  • 1歯のクラウン装着までにかかる治療回数は、何も問題が生じない場合で5〜6回です。
  • ジルコニアセラミックスクラウン1歯につき ¥115,000(税別)を、上記の通り【03 仮歯の型取り】と【05 型取り】時の2回に分けてお支払いいただきます。
  • 必要に応じて、土台(ファイバーコア:¥10,000/1歯(税別))築造をご提案します。
  • クラウン完成時に、色調調整を行うことがあります。
  • やむを得ない理由で、治療計画が変更になる場合があります。
  • 【05 型取り】〜【06 装着】の治療間隔は、原則的に約2週としています。患者さんの予約キャンセルなどにより4週以上経過すると、作製したクラウンが適切に装着できないことがあります。
    その場合は、再度【05 型取り】からの再開となりますので、【05 型取り】の費用をご請求いたします。
Case
治療例
  • Case01
    *
    Before

    虫歯の治療と歯石の除去を希望されてご来院頂いた男性の患者様です。
    上顎両側中切歯(左右の前歯)は変色を伴う失活歯(歯の神経活動が失われた歯)で、その周囲の歯には、過去の歯科治療において充填された人工樹脂材料(コンポジットレジン)の脱離や、むし歯が認められました。
    ※上記《セラミックス治療の流れ》として掲載したケースです。

    治療内容
    始めは歯周基本治療(口腔清掃指導、歯肉縁上や縁下の歯石除去)と臼歯部の治療に4ヶ月通院して頂きました。
    この期間に、患者さまから上顎前歯の自由診療希望の申し出があったため、その後、上顎前歯におけるセラミックス補綴処置(自由診療)やコンポジットレジン修復処置(保険診療)に移行しました。
    感染根管治療後、土台築造を行ってからジルコニアセラミックスクラウンを装着しました。
    *
    After 01
    *
    After 02
    • 通院回数
      7回(上顎6前歯の修復補綴治療に要した回数で、同部の保険診療、自由診療の4回を含む)
    • 通院期間
      5ヶ月
    • 合計費用
      自由診療の合計:¥262,000(税別)*処置料含む
      <内訳>
      ファイバーコア:¥10,000x2(税別)
      ジルコニアセラミックスクラウン(仮歯を含む):¥115,000x2(税別)
      処置料:¥3,000 × 4回(税別)
    • リスク・注意点
      • セラミックスクラウンは経年的な色調変化が少ない材料ですが、コンポジットレジンは色調変化の生じやすい材料です。数年経過すると、左右前歯の色調のコントラストが強調される可能性があります。また、コンポジットレジンは破損する可能性があります。
      • 不適切なブラッシング(歯磨き)により、歯肉退縮が生じる可能性があります。
  • Case02
    *
    Before

    上顎前歯の審美改善を主訴に来院された女性の患者様です。
    患者様からの問診から、両側中切歯(左右の前歯)のそれぞれの歯幅が大きく異なる点や、歯の明るさの異なる生活歯(神経活動が健全な歯:右・中切歯、左・側切歯、左・犬歯)と失活歯(神経活動の失われた歯:右・犬歯、右・側切歯、左・中切歯)が混在している点が、上顎前歯の審美的な問題であると判断しました。

    治療内容
    患者様の審美要求や治療にかける費用、その他要望について、しっかりとお伺いし、治療計画を立案しました。
    まず歯幅の小さい右・中切歯の隣接面にコンポジットレジンを接着し、歯幅を改善した後、左・中切歯に仮歯を装着して、前歯の形態や歯幅のバランスを確認して頂いた上で、最終的にセラミックスクラウンを作製しました。
    また、それらの治療と並行し、変色のある失活歯に対して、ウォーキングブリーチング(失活歯に対して行う処置で、歯の中に薬剤を入れて、色調の改善を図るホワイトニング処置のひとつ)を行いました。
    その他、過去の治療で充填されたコンポジットレジンの変色等に対し、再治療(コンポジットレジン充填)を行いました。
    *
    After 01
    *
    After 02
    • 通院回数
      13回(保険診療含む)
    • 通院期間
      5か月(保険診療含む)
    • 合計費用
      自由診療の合計:¥183,000(税別)*処置料含む
      <内訳>
      ファイバーコア:¥10,000(税別)
      ジルコニアセラミックスクラウン(仮歯を含む):¥115,000(税別)
      ウォーキングブリーチング:¥5,000(税別) × 2歯 × 4回 = ¥40,000(税別)
      処置料:¥3,000(税別) × 6回
    • リスク・注意点
      • セラミックスクラウンは経年的な色調変化が少ない材料ですが、コンポジットレジンは色調変化の生じやすい材料です。数年経過すると、左右前歯の色調のコントラストが強調される可能性があります。また、コンポジットレジンは破損する可能性があります。
      • 不適切なブラッシング(歯磨き)により、歯肉退縮が生じる可能性があります。
      • このケースでは、失活歯の漂白(ウォーキングブリーチング)を計4回行い、ある程度の歯の明るさの改善が得られました。但し、ウォーキングブリーチングによる、歯の明るさの改善の程度や、色調の後戻りの程度には、個人差があります。
  • Case03
    1.初診
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    「前歯の歯並びが気になる」「矯正治療のことについて知りたい」を主訴に来院された女性の患者様です。小さなお子様連れで通院できる歯科医院を探しておられたようで、インターネット検索から、当院に保育士による保育サービスがあることをご覧になり、ご来院頂きました。
    治療概要としては、歯列不正や矮小歯(先天的にサイズの小さい歯)の問題に対し、全体的(全顎的)な矯正治療と最小限(2歯)の補綴治療を行い、機能的かつ審美的な改善に取り組んだケースです。
    初診時から、お口の健康に対する関心が高く、治療における当院からの要望に対しても積極的に協力して下さり、口腔清掃等にも真面目に取り組んで下さいました。

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    2.資料採得・分析・診断・治療計画の立案
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    採得した資料をもとに、骨格や歯の位置、歯軸の傾斜等について矯正学的分析を行い、診断、治療プランの立案へと進めていきます。
    初診時の状態と、計画通りに治療を終えた状態予測とを重ね合わせ、複数の治療プランを検討します。
    ここでは、代表的な分析値を掲載していますが、この他、多数の分析値を確認しながら、慎重に治療プランを選定します。

    3.矯正治療(動的治療)

    カウンセリングを行い、患者様と相談の上、治療プランを選択し、同意を得て、矯正治療を開始しました。

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    4.矯正治療(動的治療)終了

    上顎側切歯(矮小歯)周囲に、適切な補綴スペースが残せるように配慮しました。

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    歯列や咬み合わせのチェックを行い、矯正治療開始から2年5か月にて、矯正治療を終了(矯正装置をリムーブ)しました。

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    5.補綴治療

    矮小歯は生活歯(神経活動のある歯)のまま、形態を整え、仮歯を装着し、周囲の歯との調和を確認しました。

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    周囲の歯や歯の土台の色調を色見本と共に記録の上、最終的な型取り(印象採得)を行いました。

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    6.補綴治療終了(メインテナンスに移行)

    補綴治療の完了と同時に、リテーナー(保定装置)を作製し、メインテナンス(数か月間隔の定期管理)に移行しました。メインテナンスでは、口腔清掃状態や歯周組織の状態のチェック、リテーナーのチェック、歯面のステインや歯石の除去等を行います。

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    治療内容
    口腔清掃指導、歯石や歯面のステインの除去等と並行し、資料採得、診断、長期的な治療プランの立案を行いました。
    まず矯正歯科学的に、骨格の問題、歯の問題、歯軸の傾斜の問題などを総合的に分析し、「上顎両側側切歯の矮小歯(先天的に著しく小さい歯)を伴う1級叢生」と診断しました。治療プランとして、「4歯の抜歯を伴う矯正-補綴治療プラン」と、「抜歯を行わない矯正-補綴治療プラン」の2案を提案し、それぞれのプランの特徴を十分にカウンセリングし、相談の上、抜歯を伴う治療プランを採用することになりました。
    具体的には、上下顎両側第1小臼歯(前から4番目の歯)を抜歯し、その抜歯スペースを利用して、叢生(歯を支える歯槽骨のサイズが相対的に不足しているため、歯が整列できず、歯同士が重なり合った歯列不正)を改善し、矮小歯の周囲に補綴スペースを残して、2年6か月で矯正治療を終える計画としました。また矯正治療直後には、上顎の矮小歯に対して、標準的な歯のサイズの補綴物(ジルコニアセラミックスクラウン)が装着できるように、矯正治療に併せて補綴治療も計画し、その後、計画通りに治療を進めていきました。
    *
    Before
    *
    After 01
    *
    After 02
    • 通院回数
      合計58回(矯正治療:31回、補綴治療:4回、その他:23回)
      (保険診療含む)
    • 通院期間
      2年8か月(矯正治療:2年5か月、補綴治療:3か月)
    • 合計費用
      自由診療の合計:¥1,187,000(税別)*処置料含む
      <内訳>
      矯正治療 基本料金:¥790,000(税別)
      矯正治療 処置料:¥5,000(税別) × 31回
      補綴治療(ジルコニアセラミックスクラウン) ¥115,000(税別)× 2
      補綴治療 処置料:¥3,000(税別)× 4
    • リスク・注意点
      • 質の高い医療サービスを提供するためには、どのような歯科治療に対しても、患者様ご自身のご協力が不可欠です。当院からの説明や指示に従い、口腔清掃、口の中の習癖(癖)の管理、矯正装置の装着等に、適切に取り組んで頂けるようお願いしています。
      • 歯は経年的に傾斜や位置移動が生じる可能性があります。矯正治療後は保定装置などを活用することで、その程度を抑制することが可能ですが、保定装置の利用には、患者様ご自身の協力が欠かせません。
      • セラミックスは、プラークの付着が少なく、審美性や生体親和性が高く、経年的な色調変化が少ない材料です。また強度の高い材料ではありますが、大きな衝撃を受けると破損する(縁が欠ける)可能性があります。
      • 不適切なブラッシング(歯磨き)等により、歯肉退縮が生じると、クラウンと歯根との境目が見えるようになることがあります。
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