こんにちは。宇都宮市平松3丁目の亀井歯科・矯正歯科です。
「目立たない矯正をしたい」「ワイヤーには抵抗がある」——そんな理由から、栃木県や宇都宮でもマウスピース矯正を検討される方が年々増えています。一方で、「自分の歯並びでもできるのか」「費用はいくらかかるのか」「本当に歯が動くのか」といったご質問を、無料矯正相談の場で数多くいただきます。
この記事では、マウスピース矯正の仕組みから、治療の流れ、費用、そして「向かないケース」まで、検討に必要な情報を一気にご紹介します。
1. マウスピース矯正とは?「インビザライン」や「アライナー矯正」とは違うの?
マウスピース矯正とは、透明なマウスピース型の矯正装置を、何日かおきに段階的に交換しながら、少しずつ歯を動かしていく矯正治療です。
呼び方がいくつもあるため混乱しやすいのですが、次の言葉はほぼ同じものを指しています。
・マウスピース矯正:一般的な呼び方
・マウスピース型矯正装置(アライナー):正式な装置の名称。装置そのものは「アライナー」と呼ぶことがあります(アライナー(aligner)という名前は、英語の align(整列させる・並べる) に由来しています。)
・アライナー矯正:歯科業界でよく使われる呼び方
・インビザライン:マウスピース型矯正装置の代表的なブランド名のひとつ。当院で使用しているシステムです。
マウスピース矯正では、アタッチメントという歯を動かすために設計された小さな人工樹脂を歯の表面に接しますが、ワイヤー矯正のようにブラケット(歯の表面に付ける目立つ器具)を使わず、マウスピース型の矯正装置は自分で取り外しできます。マウスピースは薄く(約0.5mm)透明で目立ちにくく、食事や歯みがきのときは外せるため、治療中の生活の負担が少ないことが大きな特徴です。
一方で、1日20時間以上の装着時間を守り、通常7〜10日ごとに次のアライナーへ交換していくという自己管理が治療の成否を左右します。「適当に付けていれば勝手に治る」装置ではない、という点はあらかじめ知っておいていただきたいポイントです。
2. 当院のマウスピース矯正(インビザライン)の特徴:矯正歯科医(日本矯正歯科学会認定医)が検査・診断から担当します
当院では、矯正歯科医(日本矯正歯科学会認定医)が矯正相談から検査・診断・治療まで担当します。マウスピース矯正は「どの装置を使うか」よりも「どう診断し、どう歯の動きを設計するか」で結果が変わる治療です。
・治療のゴールを3Dシミュレーションで事前に確認
インビザラインのシミュレーション機能(クリンチェック)を用いて、歯が動いていく過程と最終的な歯並びを3D画像で治療開始前に確認できます。「どんなゴールを目指すのか」を患者さんと共有してから治療を始められることは、マウスピース矯正の大きな利点です。
・総合歯科として、虫歯・歯周病も一括管理
当院は矯正治療だけではなく、一般歯科・予防歯科も行う歯科医院です。矯正治療前の虫歯の治療や、歯周病の管理、矯正治療中(数か月に一度)の定期口腔ケア、矯正治療後のメンテナンスまで同じ医院で完結します。矯正装置を外して他院へ通う、といった手間がありません。また当院では、矯正治療は副院長(日本矯正歯科学会認定医)が、その他の歯科治療は院長(日本歯科専門医機構認定 歯周病専門医)が、定期メンテナンスを歯科衛生士が担当します。矯正歯科医が虫歯の治療を担当することはありませんし、矯正を専門としない院長が、矯正治療を担当することはありません。
3. マウスピース矯正が向いている方・向かないケース
【向いている方】
・仕事や学校で矯正装置を目立たせたくない方
・食事や歯みがきをいつも通りに行いたい方
・通院回数をなるべく少なくしたい方(ワイヤー矯正の「月1回程度」に比べ、通院間隔を空けられる場合があります)
・金属アレルギーが心配な方
・装着時間の自己管理ができる方
【向かないケース・難しいケース】
誠実にお伝えすると、マウスピース矯正はすべての歯並びに万能ではありません。
・歯の移動量が大きいケース:マウスピース型装置には得意な動きと不得意な動きがあり、大きな移動が必要な場合は治療が難しいことがあります
・前歯の噛み合わせが深いケース:前歯の上下的なコントロールがあるケースは難しいことがあります。
・装着時間を守れない方:1日20時間以上の装着が守れないと、計画通りに歯が動きません
※このようなケースでは、ワイヤー矯正やワイヤーとマウスピース矯正の併用をご提案することがあります。「自分はマウスピース矯正でできるのか?」は、検査をしてみないと正確には判断できません。まずは矯正相談でお口の状態を確認させてください。
4. 子どものマウスピース矯正:第1期矯正治療と第2期矯正治療との関係
「子どもにマウスピース矯正はできますか?」というご質問もよくいただきます。
お子さまの矯正(小児矯正)は、あごの成長を利用できる時期に行う第1期治療(7歳ごろから・混合歯列期)と、永久歯が生えそろってから仕上げを行う第2期治療(14〜16歳前後から・永久歯列期)に分かれます。
第1期矯正治療では、拡大装置やマウスピース矯正(インビザラインファースト®)や口腔習癖の改善、トレーニングなど複数のアプローチを組み合わせてあごの土台を整え、第2期矯正治療で一つひとつの歯の位置をマウスピース矯正やワイヤー矯正で仕上げていきます。
マウスピース矯正が選択肢になるかどうかは、骨格や歯並び・生えかわりの状況の他にも、お子様の性格やライフスタイル等によって異なります(向き不向きがあります)。第1期矯正治療と第2期矯正治療ともに、マウスピース型矯正装置(インビザラインファースト®やインビザライン®)を選択できる場合もあります。お子さま向けのマウスピース矯正についても、矯正相談でお口を拝見したうえでご案内しています。
小児矯正の全体像は、当院の過去のブログシリーズ記事(以下参照)で詳しく解説していますので、ご参照ください!
《子供の矯正、いつから始めればいいか(シリーズ第1回)》
《子供の矯正の全体像(シリーズ第2回)》
《第1期矯正と第2期矯正の違い(シリーズ第3回)》
5. 治療の流れ:矯正相談から治療開始まで
当院のマウスピース矯正は、次のステップで進みます。
・矯正相談(約1時間):お口の中を拝見し、今の状態・治療の必要性・開始時期・治療の流れ・費用の目安をご説明します。この段階で費用は一切かかりません
・精密検査:レントゲン撮影・歯型の採得などを行います(検査&診断料 55,000円)
・診断・治療計画のご説明:検査結果をもとに、3Dシミュレーションで歯の動きとゴールをご確認いただきます
・治療開始:アライナーをお渡しし、装着方法・交換のペースをご説明します。以後、定期的にご来院いただき、歯の動きを確認しながら進めます
・保定:歯の移動が完了したら、後戻りを防ぐための保定装置を使用します。保定を怠ると再治療が必要になる可能性があるため、治療後も定期的なチェックを続けます
6. 費用について
当院のマウスピース矯正を含む矯正治療の費用は以下の通りです(自由診療・保険適用外)。
【主な項目と費用】
矯正相談:無料
検査&診断料: 55,000円
子供の2段階治療
・小児矯正(第1期治療): 550,000〜605,000円(処置料 毎回3,300円)
・永久歯の矯正(第2期治療)(当院で第1期治療をされた方): 550,000~605,000円(処置料毎回 6,000円)
永久歯の矯正治療
・10代の矯正(当院で第1期治療をしてない方): 1,100,000円(処置料 毎回 6,000円)
・成人矯正: 1,100,000円(処置料 毎回 6,000円)
治療期間の目安は症例によって異なりますが、成人のマウスピース矯正でおおむね2年〜3年程度、通院回数は2〜3ヶ月に1回程度です。治療期間・回数は歯の動き方の個人差、装着時間の遵守状況により変わります。
上記の基本料金のほかに、抜歯や矯正用アンカースクリューが必要な場合は別途費用がかかります。
矯正治療は医療費控除の対象になります。
治療のリスク・副作用について
マウスピース矯正を含む矯正治療には、以下のようなリスク・副作用があります。
・アライナー交換直後は歯が押される痛み・違和感が出ることがあります(通常2〜3日をピークに約1週間で落ち着きます)
・装着時間や交換ペースが守られない場合、治療期間が延びたり、計画通りに歯が動かないことがあります
・矯正中に歯みがきが不十分になると、虫歯・歯肉炎・歯周病のリスクが高まります
・まれに歯根吸収(歯の根が短くなる)や歯ぐきの退縮が起こることがあります
・治療後に保定装置を指示通り使用しない場合、後戻りにより再治療が必要になる可能性があります
7. よくある質問(FAQ)
Q. 費用はいくらかかりますか?
A. 成人のマウスピース矯正で基本料金1,100,000円前後、別途検査&診断料55,000円がかかります。
お子さまの第1期治療は 550,000〜605,000円です。
詳しくは費用の項をご覧ください。矯正相談でも概算をご説明します。
Q. 痛くないですか?
A. ワイヤー矯正に比べ痛みは少ないといわれていますが、無痛ではありません。新しいアライナーに交換した直後は歯が押されるような痛み(鈍痛)が出ることがあり、通常は数日で落ち着きます。
Q. 治療期間はどれくらいですか?
A. 歯並びの状態によって大きく異なりますが、目安は2〜3年程度です。矯正相談・精密検査の後に、シミュレーションを基にした見通しをお伝えします。
Q. ワイヤー矯正との違いは何ですか?
A. 最大の違いは「目立ちにくく、取り外せる」ことです。一方、歯の動かし方にはワイヤーの方が得意なケースもあり、歯並びによって適した方法は異なります。当院では検査・診断の結果に基づいて、どちらが適しているかをご説明します。また、併用をご提案することもあります。
Q. マウスピース矯正は何歳からできますか?
A. 歯の生えかわりの状況を含めケースバイケースになりますが、条件が合えば、お子さまの場合は、7歳ごろからの第1期矯正治療(あごの土台づくり)でマウスピース矯正を検討できます。マウスピース型矯正装置を含む装置の選択については、状態に合わせて、診断後にご提案します。大人の方は、条件が合えば、年齢に上限はありません。
8. まずは矯正相談へ:ご来院をお考えの方へ
マウスピース矯正が自分に合っているかどうかは、お口を拝見しないと正確にはお答えできません。当院では矯正医による矯正相談を無料で行っています(所要時間は1時間ほど)。相談したからといって治療を始める必要はまったくありませんので、「話を聞いてみるだけ」でもお気軽にご利用ください。
ご予約はお電話(Tel. 028-632-0033)または受付にて承ります。
亀井歯科・矯正歯科は、宇都宮市平松3丁目、産業通り沿いにあります。平松や平松本町はもちろん、上三川町や芳賀町など栃木県内、宇都宮市外からマウスピース矯正のご相談にお越しいただいています。敷地内に17台分の無料駐車場がありますので、お車でもお気軽にご来院ください(敷地内は全面禁煙)。
北からお越しの場合は産業道路入口交差点(国道123号・通称「石井街道」との交差点)を南へ1400m・進行方向左手、南からお越しの場合は平成通との交差点から北へ300m・進行方向右手です。フトン巻きのジロー平松本町店さんやクリナップ宇都宮ショールームさんの産業通りを挟んだ斜向かい、隣は田中商事さんです。
【マウスピース型矯正装置(インビザライン)に関する注記】
・インビザラインは、医薬品医療機器等法(薬機法)上の未承認の矯正装置です
・当院では、インビザラインの製造元であるアライン・テクノロジー社の日本法人(インビザライン・ジャパン株式会社)を通じて入手しています
・国内では、マウスピース型矯正装置として薬事承認を得た類似の装置が存在します
・インビザラインは世界100カ国以上で提供されている矯正装置であり、重大な副作用の報告は現在のところありませんが、上記「治療のリスク・副作用」に記載の一般的な矯正治療のリスクは同様に存在します
・医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります














