2026年8月15日

子どものフッ化物濃度は何ppm? 最新の学会推奨と年齢別目安を歯科医師が解説

公開日: 更新日:

宇都宮市平松3丁目、産業通り沿いの歯医者「亀井歯科・矯正歯科」院長の亀井英彦(日本歯科専門医機構認定 歯周病専門医)です。

よくある質問として、「子どもの歯磨きに使用するフッ化物製品、濃度はいくつが正解?」をお寄せいただきます。

GBP投稿フッ素1450ppm

結論から

お子さまの歯磨き粉に含まれるフッ化物(フッ素)の濃度は、年齢によって推奨される値が異なります。

  • 6歳以上:1450ppm(大人と同じ高濃度)
  • 歯が生えてから5歳まで:950ppm(年齢に応じて使用量を調整)

「子ども用だから低濃度がいい」と思われがちですが、6歳を過ぎたら大人と同じ濃度に切り替えるのが、現在の推奨です。

2023年に、国内学会の推奨が変わりました

2023年、日本小児歯科学会・日本口腔衛生学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会の4学会が合同で「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法について」という提言を発表しました。

それまで日本では、子どもには低濃度のフッ化物を使うのが一般的でした。しかし、世界的にはむし歯予防効果の観点から高濃度フッ化物の使用が標準です。この提言により、日本の推奨も国際的な水準に近づきました。

年齢別の目安は次のとおりです

年齢 フッ化物濃度 使用量の目安
歯が生えてから2歳 950ppm 米粒程度(1〜2mm)
3〜5歳 950ppm グリーンピース程度(5mm)
6歳以上 1450ppm 歯ブラシ全体(1.5〜2cm)

これまでは問題があった ── 「子どもが使える高濃度製品がない」

推奨濃度が変わっても、しばらくは実務的な問題が残っていました。1450ppmの製品は、大人向けのミント味しかなかったのです。

「6歳になったから、明日から大人用のミント味に切り替えてね」と言われても、実際に使い続けられるお子さまは多くありません。辛い、マズイ、味が苦手、という理由で歯磨き自体を嫌がるようになっては本末転倒です。

2026年、ようやく選択肢が増えました

今年になって、ライオンから6歳以上のお子さまが受け入れやすい味の1450ppm製品が発売されました。当院でも取り扱いを始めています。

  • チェックアップjunior(歯磨剤・シャインマスカットの香味/70g)── 普段の歯磨きに
  • チェックアップgel(塗布用ジェル・オレンジソーダの香味/70g)── 就寝前のフッ化物塗布に

どちらもフッ化ナトリウム、1450ppm配合です。歯磨剤とジェルは用途が異なります。むし歯リスクに合わせて、フッ化物製品を併用することで、より効果的な予防が期待できます。

当院からのご案内

上記2製品は受付にてお求めいただけます。また、当院を初めて受診される中学生以下のお子さまには、「虫歯予防ガイド」(資料)をお渡ししています。年齢別の使用量や仕上げ磨きのポイントをまとめていますので、ご家庭での虫歯予防にお役立てください。

お子さまの歯磨き粉選びで迷われたら、定期検診の際にお気軽にご相談ください。お口の状態やむし歯のリスクによって、おすすめする製品や使い方は変わります。ご相談・ご予約はお電話(Tel. 028-632-0033)または受付にて承ります。

出典

「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法について」日本小児歯科学会・日本口腔衛生学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会 合同提言(2023年)
https://www.jspd.or.jp/recommendation/article19/

ご来院をお考えの方へ

亀井歯科・矯正歯科は、宇都宮市平松3丁目の産業通り沿いにあります。平松や平松本町からはもちろん、さくら市や芳賀町など市外からも歯科治療のためにお越しいただいています。

北方面からお越しの場合は産業道路入口交差点(国道123号「石井街道」との交差点)を南へ1400m・進行方向左手、南方面からお越しの場合は平成通との交差点を北へ300m・進行方向右手です。フトン巻きのジロー平松本町店さんやクリナップ宇都宮ショールームさんから産業通りを挟んで斜向かい、隣は田中商事さんです。

敷地内に17台分の無料駐車場があります(敷地内は全面禁煙)。

亀井歯科・矯正歯科|栃木県宇都宮市平松3丁目1-10/院長 亀井英彦(日本歯科専門医機構認定 歯周病専門医)

執筆・監修

亀井歯科・矯正歯科
執筆・監修:院長 亀井英彦(日本歯科専門医機構認定 歯周病専門医)
副院長 亀井牧子(日本矯正歯科学会 認定医)
医院プロフィール:スタッフ紹介ページ