2026年7月27日

よくある質問「歯周病ってどんな病気?」

宇都宮市平松3丁目、産業通り沿いの歯科医院「亀井歯科・矯正歯科」 院長の亀井英彦(日本歯科専門医機構認定 歯周病専門医)です。

 

今回から3回にわたって、歯周病についてお話しします。

 

歯周病は「歯の周囲組織に生じる炎症」です

歯周病というと「歯ぐきが腫れる病気」「歯ぐきから血が出る病気」というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。ただ、歯周病の本質は歯ぐき(歯肉)だけではなく、歯を支えている骨(歯槽骨)を含め、歯の周囲の組織に炎症が生じる病気です。

 

進行すると、歯を支えている骨(歯槽骨)が破壊(吸収)されます。

 

歯ぐきの腫れや出血は、歯周組織の表面に出ているサインです。その下では、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に細菌が入り込み、炎症が骨にまで及ぶことで、歯を支える土台が少しずつ失われていきます。

 

 

なぜ「気づいたとき」には進んでいるのか?

 

歯周病がやっかいなのは、かなり進行するまで痛みやその他の症状がほとんど出ないことです。むし歯であれば「しみる」「痛い」という自覚症状が比較的早い段階で現れますが、歯周病は骨が大きく減ってからようやく「歯がグラグラする」「噛むと違和感がある」といった症状が出ます。

 

痛みがないまま進行するため、患者さんご自身で気づくのは難しい。だからこそ、検査で数値として把握することが重要になります。

 

 

検査で「見える化」する

 

歯周病の状態を把握するために、主に2つの検査が行われます。

 

ひとつめは、プロービング検査。歯周ポケット(歯と歯肉の間に存在する溝)の深さを、プローブという名前の専用の器具で1歯ずつ計測します。健康な歯周組織では1〜3mm程度ですが、歯周病が進行するとこの数値が大きくなります。

 

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※写真は、滅菌パックに入ったプローブです。歯周ポケットの深さを測定するための細い定規のような器具です。当院のプローブは、先端が15mmのヒューフレディ社のプローブで、1mm刻みでメモリが付与されています(歯学部生時代から、大学勤務時代もずっとヒューフレディのこのプローブを使っています。私のお師匠さんもこのプローブを愛用していました。)。

 

 

ふたつめは、レントゲン。骨がどこまで残っているかを画像で確認します。横長の大きなパノラマレントゲン写真撮影は、その患者さんの歯周病のリスクに合わせて、1〜2年に一度程度の頻度で撮影します。

 

さらに、ケースによって歯科用CT。通常のレントゲンでは確認しにくい骨の吸収パターンを、三次元で把握できます。特に、骨の吸収が複雑な形をしている場合や、歯周外科手術を検討する場合に有用です。

 

数値と画像で現状を記録することが、治療計画の出発点になります。

 

 

歯周病専門医としてお伝えしたいこと

 

私は日本歯科専門医機構認定の歯周病専門医です。開業前の10年間、大学病院の歯周病科で多くの歯周病の患者さんを診てきました。

 

歯周病は、適切な診断と段階的な治療、生活習慣の改善を行えば、ある程度の進行を抑制することができる病気です。ただし、失われた骨を元通りにすることには限界がありますし、歯周病の進行した歯を抜歯することで、周囲の歯の延命につながるケースや次の治療選択が増えるケースも多々あります。だからこそ、早い段階で正確に状態を把握することが大切だと考えています。

 

ただし、断言できます「とくに大切なのは、予防です」。歯周病に関与する生活習慣を、歯周病が進行する前に改善しておくことが、歯の寿命を延ばす上で、非常に重要です。

 

次回は、歯周病の治療をどのような手順で進めていくかについてお話しします。

 

 

ご来院をお考えの方へ

 

亀井歯科・矯正歯科は、宇都宮市平松3丁目の産業通り沿いにあります。

峰町や東峰町方面はもちろん、陽東や平松本町からもご来院して頂きやすいエリアです。

 

北からお越しの場合は産業道路入口交差点(国道123号・通称「石井街道」との交差点)を南へ1400m・進行方向左手、南からお越しの場合は平成通との交差点を北へ300m・進行方向右手です。

 

フトン巻きのジロー平松本町店さんやクリナップ宇都宮ショールームさんの産業通りを挟んで斜向かい、隣は田中商事さんです。敷地内に17台分の無料駐車場があります(敷地内は全面禁煙)。