2026年5月8日

子どもの矯正「第2期矯正治療とは?」 ── 永久歯列の「仕上げ」と抜歯の判断

00宇都宮市平松3丁目、産業通り沿いの歯科医院「亀井歯科・矯正歯科」 です。

 

これまでの連載では、子どもの矯正治療の全体像、第1期矯正治療、保定期間についてお話ししてきました。今回は、子どもの矯正の最終ステージにあたる「第2期矯正治療」についてお話しします。

 

「保定期間が終わったら、次はどんな治療をするんですか?」── 子どもの歯並びについてご相談に来られた保護者の方から、よくいただくご質問です。

 

 

第2期矯正治療とは

第2期矯正治療は、永久歯がすべて生えそろった思春期以降(おおむね中学生・高校生の時期)に行う矯正治療、つまり「永久歯列期の矯正治療」です。

 

第1期矯正治療が顎の成長を利用した「基礎づくり」だったのに対し、第2期矯正治療は、成長がほぼ完了した顎の骨の中で永久歯の位置を精密に整え、上下の歯がしっかり噛み合う状態をつくる「仕上げの治療」です。

 

第2期矯正治療の目的

第2期矯正治療で目指すのは、見た目の改善(審美)だけではありません。当院では、子どもの矯正治療を通じて、審美の改善と機能の獲得を両立させることを大切にしています。

 

「機能の獲得」とは、上下の歯がバランスよく噛み合い、しっかり咀嚼でき、お口まわりの筋肉が正しく働く状態をつくることです。見た目が並んでいても噛み合わせが機能していなければ、長い目で見たときに歯の健康を守りきれません。

 

第1期で土台をつくり、保定期間で成長を見守り、第2期で仕上げる。この3つのステップを通して、審美と機能の両方を達成していくのが、当院の子どもの矯正治療の考え方です。

 

 

抜歯が必要になるケースについて

第2期矯正治療では、永久歯を整列させるためのスペースが足りないケースや、上下の歯の位置関係にズレがあるケースにおいて、抜歯が必要になることがあります。

 

「子どもの歯を抜くのは不安です」── 保護者の方からこのお気持ちを伺うことは少なくありません。当院でも、できるかぎり抜歯を避ける方針で治療計画を立てています。第1期治療の段階で顎のスペースを確保しておくことで、第2期で抜歯が必要になるリスクを減らせる場合があります。これも、子どもの矯正治療を第1期から始めるメリットのひとつです。

 

ただし、お子さんの歯並びや骨格の状態によっては、抜歯をしたほうがよい噛み合わせと長期的な安定を得られるケースもあります。ですので、精密な検査と診断を行い、一人ひとりに合った治療計画をご提案します。

 

 

第1期治療を経ている場合のアドバンテージ

第1期矯正治療から継続して第2期に進むお子さんには、いくつかのアドバンテージがあります。

 

第1期で顎のスペースを確保しているため、第2期での歯の移動量が少なく済むことが多く、治療期間の短縮が期待できます。また、保定期間中の成長観察データがあるため、第2期の開始タイミングを的確に判断できます。

 

当院では、第1期矯正治療と第2期矯正治療は別の治療契約となります。費用についてもそれぞれ発生しますので、矯正相談の際にあらかじめご説明しています。

 

 

 

 

第2期矯正治療後にも保定期間がある

第2期矯正治療が終わったあとも、子どもの歯並びを安定させるための保定期間があります。矯正装置を外した直後の歯は、もとの位置に戻ろうとする力(後戻り)が働くため、保定装置(リテーナー)を使って歯並びを安定させる必要があります。

 

矯正治療は「装置を外して終わり」ではありません。保定までを含めてひとつの治療だと当院では考えています。次回の記事で、この大切なポイントについて改めて詳しくお話しします。

 

 

次回予告

次回は、子どもの矯正治療シリーズの最終回です。連載全体を振り返りながら、矯正治療において保定がなぜ大切なのかをまとめてお伝えします。次回もぜひお読みください。

 

 

ご来院をお考えの方へ

当院は宇都宮市平松3丁目、産業通り沿いにあり、敷地内に17台分の無料駐車場をご用意しています(敷地内は全面禁煙です)。

 

お車での通院がしやすい立地のため、宇都宮市内はもちろん、芳賀町、上三川町、さくら市、小山市など栃木県内の各地から、矯正治療のためにお越しいただいています。なかには福島県からご来院くださっている患者さまもいらっしゃいます。

 

「うちの子の歯並びが気になる」「そろそろ相談したほうがいいのかな」── そう感じられたら、まずは一度、矯正相談のご予約をお願いいたします。お子さん一人ひとりのお口の状態をご一緒に確認しながら、今後の進め方をご提案させていただきます。

 

 

亀井歯科・矯正歯科
院長 亀井英彦(日本歯科専門医機構認定 歯周病専門医)
副院長 亀井牧子(日本矯正歯科学会 認定医)
栃木県宇都宮市平松3-1-10