2022年1月8日

上と下の歯の前後的な位置の問題の解決のために、このような装置を使用することがあります。

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↑ 右側のはじめの状態は、上3と下3が前後的に同じ位置にあります。それに伴って、前歯の正中がズレています。また、左側1は、スペース不足でねじれています。

*患者さまご自身の右側(写真だと正面から左が、歯医者さんでは右と表現します。よろしくお願いします。)

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下の歯には、動かないように固定するため、透明のマウスピースを装着してもらっています。上の横の歯には、バーのような装置を装着しています。

下の奥歯から、バーの前方にあるフックに、ご自身で毎日(お食事と歯磨き以外の時間)ゴムがけをしていただきます。

*ゴムがけは、きっちり装着時間を守っていただくことが必要です。ゴムがけしないと歯にバーが装着されているだけで、歯の移動は行われません💦

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犬歯(前から数えて3番目の歯)が、適切な位置に移動したので、前歯のねじれを改善するためにブラケットとワイヤーを部分的に装着しました。NakashimmaHiroto1.004

 

 

上下の緑の線の位置が適切な位置です。真ん中の線も一致ました。

第1期治療の最後にプラス(料金がかかります)して、使用した装置です。

第二期治療開始時に使用することもあります。

 

*この患者さまの場合は、ゴムがけをきっちり守ってくださったので、適切な位置に歯が移動しました。一番のポイントです!

治療概要

  1. 1.タイプ   凸凹、叢生、
  2. 2.装置    拡大プレート、部分的にワイヤー、上の横の歯に装着したバー;当院では第1期治療の最後に追加的に使用する際は別途料金がかかります。)
  3. 3.治療方針  側方拡大、上前歯のレベリング、第1期治療で行う。(成長観察後に2期治療開始を開始を推奨してます)
  4. 4.第1期治療(10歳、混合歯列期後期に開始)
  5. 5.治療期間       18ヶ月
  6. 6.料金    資料診断5万5千円  矯正基本料金44万  処置料3300円/毎回
  7. 7.来院回数    19回
  8. 8.保定装置  Begg, FIX
  9. 9.リスクと副作用  歯の問題点や動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。ゴムがけが必要な装置の場合は、患者さまご自身が、正しいく装着時間を守ることが必須です。装置の効果が認められない場合は、抜歯が必要になることがあります。

 

*開始時期は、患者さまの持っている問題、成長、歯の交換などにより変わります。この患者さまと同じ年齢でも開始を待っていただき、2期治療から開始することもあります。まずは、ご相談に来ていただけると良いです。

*この患者さんの場合は、ここから成長観察に入ります。目安として17歳ごろに身長体重の成長のピークが終了(個人差があります)し、お顔の骨格の変化がなくなったところで、再評価し、必要があれば、また患者さまご自身の希望に応じて、第二期治療を開始します。

*ほとんどの患者さんは、成長観察中に八重歯が出てくるので、その改善は、前後的位置関係の問題に起因していることがほとんどです。成長が終わったところで評価し、2期治療で仕上げていきます。

*一般的な矯正治療のリスクと限界についてもご確認ください

 https://kamei-dc.jp/newstopic/1887/

*患者様より、症例掲載の許可を得ています。