矯正歯科
- 自由診療は
医療費控除が適用されます - 医療費控除とは、自分自身や生計を共にする家族のために医療費を支払った場合に受けられる、一定の金額の所得控除です。
歯科の自由診療は高価な材料を使用することが多く、治療費が高額になる場合があるので医療費控除の対象となります。
自分には矯正治療が必要かな?
いろいろなお口の問題をご紹介します
-
歯がガタガタに
並んでいる -
下の歯に対して
上の歯が前にある -
前歯が上下的に
噛んでいない -
下の歯が上の歯より
前でかんでいる -
八重歯やすきっ歯、
前歯の捻転など
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- お口をぽかんと開けて口呼吸をしている。
指しゃぶり。ベロの癖。
唇のくわえこみがある。 - 機能面の問題
- お口をぽかんと開けて口呼吸をしている。
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- 永久歯の本数が足りないかも?
- 先欠歯や埋伏歯が考えられます
まずは、矯正治療について
大まかな流れをご紹介します
横にスワイプしてご覧ください。
※上記費用は当院の設定例(税別)です
乳歯がある時期、または、乳歯と永久歯が混ざった混合歯列期から治療を開始する場合、第1期と第2期に分けて治療のゴールを目指していきます。
矯正治療が、取り組む時期が早い程にメリットがあると言われる理由は、顎を正しく成長させながら土台になる歯列を整えることができるからです。さらに機能的な矯正治療も可能となり、歯列不正の要因となる口呼吸や舌の間違った位置などにも注意しながら治療を行うことができます。成長のタイミングに合わせて装置を使用していく必要があるので、タイミングを逃さないように矯正治療を開始できると良いでしょう。
一人ひとりに合った治療時期はその方によって異なることも多いため、詳しくはご相談の予約をお取りください。お口の中を拝見し、治療開始前に知っておいていただきたいことをお伝えいたします。
下の年齢層、あなたやお子さまは
どれに当てはまりますか?
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- 01
- 小学生
- 唯一、予防的な治療が
できる時期です! - 第1期治療(小学生)から矯正治療を開始するメリットは、永久歯が出てくる前にスペースの確保を行えることや、成長の正常な発達を助けるための装置をタイミングよく治療計画に組み込めること、お口や舌のトレーニングで、予防的な取り組みができることです。
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- 02
- 11歳〜13歳
- 第1期治療と
第2期治療の移行期です! - 11歳〜13歳ぐらいは、第1期治療と第2期治療の移行期です。
お子様により、残っている成長を少しでも利用した方が良い場合と、成長が終わるまで待った方が良い場合がありますので、まずはご相談ください。
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- 03
- 10代後半〜30代
- まだ矯正治療は可能です!
- 10代後半、20代〜30代ですという方、矯正治療可能です。
小学生のように成長を利用した予防的な治療は行えませんが、治療開始時の資料に基づき、矯正治療の診断をいたします。達成可能な治療ゴールを設定した上で治療を進めますので、ご相談ください。
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- 04
- 成人や、口内に問題を抱える方
- 一度、ご相談ください!
- では、もう少し年齢が高い方、歯周病の問題、喪失歯がある、ブリッジや部分的に義歯が入っているなど、お口の中に様々な問題が出てきており、矯正するには少し遅いかなとお考えの方もいらっしゃるかと思います。
当院では、矯正治療を始める前に、歯周的問題の検査、必要な処置を行ってから矯正治療を開始します。やはり、状態によっては難しい場合もございますが、一度ご相談ください。矯正治療後の予定も含めた治療計画を立てております。
各矯正時期に行う治療内容を
ご説明します
- 子どもの矯正治療(第1期治療)
- タップして詳細表示
乳歯と永久歯の混合歯列期に行う
第1期治療
01当院の子どもの第1期矯正治療
歯並びに問題がある場合、歯と歯の隙間が足りないことなどが問題となっていることがあります。実は、隙間が足りない小さいお口をつくっている原因として、以下のことなどとの関係が考えられます。
- ●お口の周りの筋肉やベロ(舌)の癖
- ●口で呼吸している。いつもぽかんとお口が空いているなど
- ●飲み込む時の、お口の周り筋肉やベロのまちがった動かし方
当院では、成長期に治療を進めていくにあたって、
このように1つの装置でお子様のお口の問題を改善しようとするのではなく、いくつかの装置を組み合わせていきます。
お口や舌、飲み込み、鼻呼吸のためのトレーニングを行いながら、顎の成長を阻害する形態的な問題の改善を装置で行います。上顎、下顎の成長のコントロールが必要な場合は、タイミングを合わせて、成長を誘導するための装置を組み込んでいきます。
第1期治療終了後、経過観察を経て、第2期治療で、永久歯の仕上げの治療を行います。
02子どもの第1期矯正治療で
使用する様々な装置
-
拡大
プレートQH
急速
拡大装置歯列矯正用
咬合誘導装置
(ムーシールド)ビムラー
バイオ
ネーターフェイス
マスクマウスピース型
矯正装置
(インビザライン
ファースト)前歯の
ワイヤーシリコン製の
機能的矯正装置
(MRCなど)
当院の第1期治療でよく使用する装置の名前です。
子どもの第1期治療で用いる装置はこのようにたくさんの種類があります。
第1期治療の中で、いくつかの問題を改善するためには、成長に合わせて、どの装置をいつの時期に使っていくかということを、診断の時にお話ししています。
子どもの第2期治療は、仕上げの治療です。第1期治療を一旦終了し、経過観察を経て、成長が終了した頃に資料をとり、最終ゴールに向けて治療を開始します。基本的にはワイヤーで治療を行います。
※マウスピース型矯正装置を希望の場合は料金が変わりますのでご相談ください。
- 大人の矯正治療(子どもの第2期治療)
- タップして詳細表示
永久歯列から始める
矯正治療(子どもの第2期治療)
01大人になってから
矯正はできる?
大人になってから矯正治療を受けようと思う方は、たくさんいらっしゃいます。
例えば子どもの頃に…
など、理由は様々かと思います。
成長期に矯正治療をしなかったからといって、矯正治療は手遅れということはありません。
もちろん、成長が終わっているため予防的な矯正治療は行えませんが、骨格の変化がないため、治療ゴールを決めて進めることができます。
歯と口元(横顔のライン)の気になるところを改善するために治療のゴールを決めて、進めていきましょう。
02どんな方法があるの?
大人の矯正治療というと、歯を抜くのか?抜かずにできるのか?ということがポイントになってきます。
資料から歯並びの問題と口元の問題をよく把握した上で、抜歯なのか?非抜歯なのか? 診断します。
相談の時に気になっていること、お聞かせください。
- 当院で用いるメインの矯正装置
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ブラケット + ワイヤー
-
マウスピース型矯正装置
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また、付加装置や処置として「歯科矯正用アンカースクリュー」「顎間ゴム」「固定式の拡大装置」「IPR」など、メインの装置に加えて使用していくことがあります。
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- ブラケット+ワイヤー
従来のイメージとは異なる
ブラケットとワイヤーによる矯正
表側のブラケット+ワイヤーによる治療は昔からある装置で、骨格的に大きなずれの問題がない場合に限り対応できます。
治療は、月に1度程度の来院となり、治療方針に沿ってワイヤーの調整を行います。歯の三次元的なコントロールという点において、優れていることがブラケット+ワイヤーによる治療の特徴です。
大人になるまで、矯正治療をしなかった理由として、あのギラギラした装置が…と思うと、なかなか踏み切れず今に至ったなんて方はかなりいらっしゃると思います。当院で使用している ブラケットは白いものです。ワイヤーは、銀色のものと白いものがあります。治療の段階により希望の色のワイヤーが使用できない場合もございます。矯正相談の時に、ご確認ください。
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- マウスピース型矯正装置
- ※マウスピースの材料は厚生労働省に認可を得たものを使用していますが、インビザラインは完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
ブラケットを使用しない、
取り外し可能のマウスピース
透明のマウスピース型矯正装置(アライナー)を装着し続けることで歯を動かします。従来のブラケットの装着がありません。
アライナーの他に、アタッチメントとIPRが必要です。アライナーだけではコントロールしにくい歯の動きを助けるため、歯の表面に白いポッチのようなものをつけます。スペースを得るために、歯と歯の隣り合う面を少しだけ削ります。
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- 目立たず負担が少ない
- 目立ちにくく、痛みは少なく、食事や歯ブラシの時は装置を外しますので、生活しやすい装置 です。
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- 治療中や矯正完了後のシミュレーションをイメージとして事前に確認できる
- 装置を作成するために、クリンチェックという機能(ソフト)を使って、パソコン上でDシミュレーションを行います。
具体的に、何枚目のアライナーではどのように歯が動くか?3Dで確認することができます。
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- 治療中も普段と変わらない食事が出来る
- 飲食時はアライナーを外すので、矯正治療前とほぼ同じように食事を楽しめます。
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- 装置の故障やトラブルが少ない
- アライナーは、歯と歯茎のラインに沿ってカットされています。ですので歯茎に装置が当たって 口内炎ができる可能性はほとんどありません。
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- 治療中もフロスを使用し、口腔ケアを行える
- アライナーによる矯正では、歯ブラシ・フロスを普段通りにできます。矯正治療中で歯に意識がいくため、普段以上に口腔ケアを徹底することができます。今までフロスはたまにしか行なっていなかった方が、ポーチにフロスを常備して、食事の後、毎回行うようになるような変化もあるかもしれません。
-
ブラケットの治療と比べると通院の頻度が少ない
選ぶ前にデメリットの確認
- ●装置装着時間 (20〜22時間/1日)を守って、7〜10日ごとにアライナーを交換していくことが、治療に必要です。
- ●生活スタイルに合っているかをご検討ください。
アライナーを入れている時は、基本的にはお水のみです。そのほかの飲食時はアライナーを外してください。 - ●同じ症例でも、ワイヤーによる治療とアライナーによる治療では、歯を動かすシステムが違います。得意な動きとそうでない動き方をする場合があります。それはどちらの装置にも言えることです。マウスピース型矯正装置を希望の患者さんに、お口の状態によって、ワイヤーをお勧めすることがあります。
- ●口元(横顔のライン)の改善をはかるために、抜歯が必要なことがあります。抜歯したスペースに向かって歯を動かす距離が多い時は、マウスピース型矯正装置での治療が難しいことがあります。ご相談していただけると幸いです。
- ●歯周病が進行し、歯を支える骨が少ない方(歯の根っこの部分が見えている方、歯周病により歯 がぐらついている方、前歯の傾きが大きい方)は、毎回の装置の取り外しが歯周病を進行させてしまったり、歯に外傷と同じような影響を与えてしまったりすることがあります。
その場合は、マウスピース型矯正装置での治療が不適応なこともあります。矯正治療前に歯周病専門医がいる当院での 一般初診の受診をお勧めします。
- 大人の部分矯正治療
- タップして詳細表示
気になるところだけ治したい
と思っている方へ
01適応症例は限られますので、
一度ご相談ください
部分的な矯正は、例えば、横の歯の噛み合わせは変えずに前歯のみ治療が可能な場合です。
- ●気になっている前歯の問題を改善するためには、横、また奥の歯の位置を動かしていかないと改善できないことがあります。そのような場合は部分的に治療を行うことができません。
- ●部分矯正治療の多くは、動かしたい歯と動かさない歯をコントロールする必要があります。
- ●部分矯正治療という名前から受ける手軽な矯正治療というイメージとは異なり、技術を必要としますし、適応症例も限られます。
- ●喪失歯によりできてしまったスペースに、隣の歯が倒れこんでいる場合などは、補綴処置の前 に、部分矯正治療を行う方が良い場合があります。見える場所ではないので、ご本人は問題点 に気づかないこともあり、当院にて補綴治療を受ける際に、より良い治療を行うためにご提案させてもうこともあります。
矯正治療を始めるにあたり、
具体的な流れと費用をご紹介します
※費用はすべて税別です
- 相談料:無料
- 電話・受付にてご予約ください。
相談の予約をとりたいのですが、
どんなことをしますか?
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- 01
- 待合室で、調査用紙にわかる範囲でご記入していただきます。
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- 02
- 診療室で、1番気になってる悩みを確認して、実際にお口の中を拝見します。
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- 03
- カウンセリングルームで、矯正治療全体像についてご説明します。
お口の中を見てわかる今の状態と治療の必要性・開始時期・治療の流れ・費用など、矯正治療開始前にお伝えしたいことについてお話しします。お子様の場合は、お顔の成長や不正咬合をつくってしまう口の周りの筋肉やべろの癖・口呼吸・鼻呼吸についてもお話しできたらなと思っております。
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- ◎緊張されているお子様また保護者の方へ
- 診療室では、お話をしたり、少し質問したり、小さな丸い鏡を使って、お口の中を見るだけです。ご心配なさらずにお越しください。
-
◎相談は無料で、1時間ほどです。
- 検査料:33,000円
- ※お子様の場合は、開始タイミングに合わせて検査を行いますので、
それまで定期的に 経過観察をして行くことがあります。
診断料:22,000円
-
第1期治療から開始
- 6歳前後から11歳前後に
開始するお子様 -
-
◎基本料金:
44万〜55万円◎処置料(毎回):
3,700円
-
第1期治療後の第2期治療
- 第2期治療が必要な場合は、
資料診断を行い開始 -
◎基本料金:
44万円〜66万円◎処置料(毎回):
第2期治療・大人の矯 正治療に準ずる
※ワイヤーとマウスピース型矯正装置(インビザライン)で異なります
- 6歳前後から11歳前後に
-
第2期治療から開始
12歳前後から開始するお子様
- ワイヤーによる本格矯正
-
◎基本料金:
110万〜121万円前後
不正咬合の難易度により決定◎処置料(毎回):
6,000円
- マウスピース型矯正装置
(インビザライン)による本格矯正 -
◎基本料金:
110万〜121万円◎処置料(毎回):
無料〜6,000円
- その他、
矯正治療に必要な処置 -
◎抜歯や矯正用アンカー スクリュー(毎回):
6,000円〜12,000円
-
大人の矯正治療開始
- ワイヤーによる本格矯正
-
◎基本料金:
110万円〜121万円前後◎処置料(毎回):
6,000円
- マウスピース型矯正装置
(インビザライン)による本格矯正 -
◎基本料金:
110万〜121万円◎処置料(毎回):
無料〜6,000円
- 部分矯正
- 治療可能な条件を満たしているケースに限ります
- その他、
矯正治療に必要な処置 -
◎抜歯や矯正用アンカー スクリュー(毎回):
6,000円〜12,000円
- 処置料:3,700円(毎回)
- 治療で使用していた装置を外して、治療終了となります。
ここからは、治療した歯並びを維持するた めの処置を施したり、取り外しの保定装置を使用して、矯正治療終了後のメンテナンスの期間に入ります。
-
- 矯正基本料金に、含まれるもの
- ● 経過観察のためのレントゲン、型取り、写真
● 治療に必要な装置代金
● ワイヤー、マウスピース型矯正装置治療終了後の一つ目の保定装置
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- マウスピース型矯正装置
の処置料(毎回) - ◎装置のチェックのみ:無料
◎アタッチメント付与、追加アライナー、保定装置のための資料を取った場合:6,000円
- マウスピース型矯正装置
-
- 補綴治療、紛失などで、保定装置の
再制作が必要な場合は有料です - ◎当院指定の保定装置
◎当院のインビジブルリテーナー
◎マウスピース型矯正用リテーナー(ビベラリテーナー)(3セット)
◎Fix
- 補綴治療、紛失などで、保定装置の
歯並びや口もとを気にして、
ずっと悩んでいる方へ。
亀井歯科・矯正歯科では、美しい笑顔で健康な生活を送るために「キレイな歯並び」をつくることを全力でサポートいたします。
歯並びで気になることがあれば、ささいなことでもお話しください。
お口の中を拝見して、あなたに矯正治療が必要か判断し、矯正治 療を始める前にお伝えしたいことをご説明いたします。
来院されてすぐに矯正治療をスタートすることはありませんので、まずはお気軽にご相談ください。
- 01.矯正装置を入れると痛み(鈍痛)や違和感を生じることがあります。お痛みの程度は患者様によって、また使用する装置によって、異なりますが、翌日~3日後が痛みのピークで、およそ1週間で痛みは治ります。
- 02.使用する装置の形態によっては、滑舌に影響することがあります。個人差がありますが、数ヶ月で慣れてくることがほとんどです。
- 03.歯の動きに個人差、年齢差があり、また装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院が無断でキャンセルされること、遅刻、矯正治療以外の要求などにより治療時間の確保が困難な状況が続く場合、治療期間と治療結果に影響がでる可能性があります。
- 04.矯正治療中、歯磨きがよくできず、お口の中を清潔に保たれない場合、歯肉炎や歯周病、虫歯のリスクが高まります。1時的に装置を外し、矯正治療を中断することがあります。お口の中の衛生管理を徹底するため、当院の矯正治療に来院するのと併行して、当院のメンテナンスも定期的に通院していただくようにしております。
- 05.矯正治療中、稀に歯の根が痛んだり、歯根吸収という歯の根の先が丸くなることがあります。これは通常問題になることはありませんが、極端な歯根吸収が起こった場合は歯の喪失につながります。
- 06.矯正治療中に歯ぐきが下がり歯が長く見えることがありますが、加齢に伴い生じることもあり、日常生活には支障はありません。気になる方は、ご相談ください。稀に歯と骨が癒着している場合、歯が動かないことがあります。また、ごく稀に歯を動かすことで歯髄壊死を起こすこと、変色が報告されています。歯髄壊死、変色が起きた場合は、診察の上、必要に応じて歯の神経の根管処置、その後補綴処置が必要になります。
- 07.治療に使用した金属が原因で稀に皮膚に発疹が生じることが報告されています。金属アレルギーの疑いがある患者様は、あらかじめお知らせください。
- 08.矯正治療中に、歯が動くことで、顎の位置が変わることがあります。また、顎の関節に痛みや音が生じるなど顎関節症の症状が出る可能性があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしておらず、何ら歯科的治療をしていない人でも症状の出現と消失が繰り返されるのが普通です。これらの不快事項が極めて強い場合は、専門医による処置が必要になったり、矯正治療を継続できなかったりすることが稀にあります。
- 09.加齢により歯に隙間が出たり、移動することがありますが、これは年齢が上がることに伴う変化の一つであり矯正治療の後戻りとは異なります。治療結果時の歯列やお顔のバランスが永久に維持されるというわけではありません。これらの変化を最小限に留めるため保定装置の使用を継続していただくことが必要になります。
- 10.矯正治療前の不正咬合に合わせた補綴物がある場合、矯正治療後の咬合に補綴物の形態がマッチしない場合があります。その場合は、矯正治療後に補綴物の再製作や修正が必要となります。また、矯正治療前の歯科治療の既往歴として、何度も治療が繰り返されている歯(歯質がたくさん削られている、神経の処置をしたが歯根の先に炎症が残っている、何らかの理由で内部吸収が起きている、治療を繰り返している歯に不正咬合により噛む力が集中し、外傷のような状態が続いている)は、その歯の状態が悪くなることが矯正治療の有無に関わらず、起こる可能性が十分考えられます。
- 11.矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 12.ベロで歯を押す癖や唇を加えてしまう癖などの改善のトレーニングを必要な方は行いますが、改善ができない場合は、治療期間、治療結果に影響を及ぼす可能性があります。
- 13.矯正治療終了後の保定装置を正しく使用されなかった場合、矯正した歯並びが戻ってしまい再治療が必要になる可能性あります。歯の移動は、生涯を通して続いて起こり得ます。そのことから、当院で保定期間2年間管理いたしますが、歯の移動が起こる生体の特性、加齢に伴い歯の移動や口腔周囲筋の変化、お口元のバランスの変化があることへのご理解をいただき、可能な方は、引き続きメンテナンスとして保定装置の装着を継続していただき、当院での管理を推奨します。
- 14.顎の発育変化、歯の動きの個人差など様々な問題により、治療方法や治療期間が変更されることがあります。
- 15.成人患者様で上下顎の前後的位置関係や側方関係に大きなズレがある場合、あるいは小児患者様の場合は成長に伴う顎の劣成長や過成長、左右的な偏位が大きく出てきた患者様に対して骨格の移動を必要とする場合、矯正単独では治療不可能となり外科手術を併用します。家族歴がある場合は、必ずお伝えください。当院では、外科矯正をおこなっておりませんので適確な施設をご紹介いたします。
- 16.成長をこれから迎える第1期治療(小学生の低〜中学年の混合歯列期から開始される患者様)成長過程にあるため、仕上げの治療ではないことをご理解いただくことが必要です。第1期治療の後、成長観察中には、歯列(乳歯と永久歯の交換)の変化、骨格の変化が必ずあります。成長による変化が残されている第1期治療では、最終的な治療のゴールを設定することはできないため、成長前の矯正治療では成長発達へのメリットがある内容を治療の目的としています。第1期治療後、成長観察を行い、仕上げのための第2期治療(中学生ごろを想定しています。第二期治療開始時期についても個人差、男女差があります。患者様それぞれにその都度ご説明いたします。)を行います。大人になった時の歯列の仕上げのためには、成長による変化が落ち着いた年齢になってから、治療計画を立てて、再度、ご契約(別途費用がかかります)をしてから治療開始することをご理解いただく必要があります。
- 17.第1期治療が、第2期治療までの治療ゴールを含んでいないことをご理解ください。成長があるため、2段階に分けて治療を行っています。当院の場合は、料金についても1期と2期を分けています。
- 18.治療中、終了後に矯正装置の接着剤(レジン)除去時に歯の表面のエナメル質に細かな亀裂や傷が生じることがあります。ほとんどの場合は症状がなく治療の必要もありません。また、装置除去時は歯の表面を研磨致しますので、新生面が歯の表面に出て弱い状態になりますので、フッ素入り歯磨剤を使用していただくことを推奨いたします。