2015年9月13日

勉強会 ホームホワイトニング

開院直前のある午後、当院に講師の先生をお招きして歯の漂白(ホワイトニング)に関する勉強会を開きました。遅くなりましたが、ブログとして、アップしたいと思います(^^)

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ホワイトニングは、施術の方法により、主にホームホワイトニング、オフィスホワイトニング、ウォーキングブリーチングの3つに分けられます。とくに今回は、複数の歯(一般的に6〜28歯)に対して行う、ホームホワイトニング(自宅で行うホワイトニング)とオフィスホワイトニング(歯科医院で行うホワイトニング)について記載します。当院では、各ホワイトニングのメリット、デメリットを考慮し、ホームホワイトニング(20歯対象)のみを取り扱っていますが、その理由が分かっていただけると嬉しいです(^^)

〇ホームホワイトニング:歯科医院で検診と歯のクリーニングを行った後、歯の型をとり、カスタムトレーを作製します。その後、そのトレーとホワイトニング剤を処方し、患者さんご自身に、自宅で2週間(毎日2時間)、薬剤を塗布したトレーの装着を行っていただきます。◆メリット:漂白効果が高く、漂白後も持続性がある。施術後に知覚過敏症状を生じることがあるが、そのリスクがオフィスホワイトニングに比べ低い。◆デメリット:漂白効果を得るためには、時間がかかる(原則的に2週間の期間を要する)。

〇オフィスホワイトニング:歯科医院で検診と歯のクリーニングを行った後、歯科医院において高濃度薬剤を使用し、60〜120分程度かけて施術するホワイトニングです。◆メリット:漂白効果が1日〜数日で得られる。◆デメリット:漂白効果やその持続性が、ホームホワイトニングに比べ低い。施術後に知覚過敏を生じる頻度や程度が大きい。

当院では、それぞれのメリット、デメリットを考慮し、漂白効果や持続性が高く、歯にやさしいという理由から、ホームホワイトニング(20歯対象)のみを取り扱っています。もし、結婚式や成人式、卒業式などを前に「ホワイトニングしたい!」と考えている方は、最低でも3週間前までにご相談くださいね!image

((注意))ホワイトニングの漂白効果の得られる程度、効果の持続性、知覚過敏の生じ易さやその程度には個人差があります。また、漂白効果は永久ではないため、定期的なメインテナンスと、希望に合わせたシェードアップ(追加漂白)が推奨されます。

一方で、妊娠中の女性、重度の歯周炎、むし歯のある方をはじめ、複数の禁忌(身体に悪影響を及ぼすリスクが高く、施術を避けるべき状況)が存在します。また、患者さんが希望される白さの程度が非常に高度である(著しく白い)場合は、補綴処置(歯を削って被せ物をする治療)が推奨されることもあります。ご希望の方は、当院のスタッフに、お気軽にご相談下さい。